各メーカーから販売されているカーポートには豊富な種類がありカーポートの素材や駐車台数、

デザインやメーカーなどによって価格も変わりますので、設置する際には迷うケースが一般的です。

住まいと同じくカーポートも長く安心して使いたいものですので、失敗しないカーポート選びの参考にしてください。

■一般的な共通点 

◎カーポートのサイズ／駐車する「車の台数」と「車種」によって

　カーポートのサイズ（幅・奥行・高さ）が決まります。

◎デザイン／屋根を支持する柱の位置は、主に2種類に分けられます。

・片流れタイプ（片側支持タイプ）／柱を片側だけで屋根を支え、駐車の際にに柱が邪魔になりにくい特長

・両側支持タイプ／両側の柱で屋根を支えるため、２台用など間口が広い立地に安定を発揮

その他、後方で支持するタイプや合掌で支持するタイプなどがありますが、駐車場の立地や形状、車種や台数によって候補を選んでいきます。

◎カーポートの材質

・柱と本体／アルミとスチールがありますが、サビに強いや材質の強度、耐久性や耐荷性など

　　　　　　特徴が異なりますが、よく使用されている材質はアルミが多いです。

・屋根／ポリカーボネートやスチールなどがあり、衝撃に強い材質や熱線遮断機能の材質など

　　　　があります。カーポートの部位で最も太陽の光を受ける箇所ですので、

　　　　材質の違いを確認して納得した屋根材を選びたいものですね。

◎床の素材（地面）

・カーポート本体を設置する際に、柱を支える土台がコンクリートなのか土なのかによって工事費も異なります。

　また、カーポートのサイズによって基礎の大きさや個数が異なりますので、事前に見積書で違いの確認をおすすめします。

■立地や地域性による注意点

◎風が強い立地や地域の場合

　カーポートは台風や強風によって倒壊したり、屋根が飛ぶなどの損害が発生する可能性もあります。

　強風が吹きやすい立地や地域性の場合は、耐風性能や耐風圧強度の高いカーポートを選ぶケースも

　増えていますので、長く安心して使用するための判断材料としてご参照ください。

◎積雪地域の場合

　最近はあまり雪が積もらない地域や雪が降らない地域でも、稀に大雪が降るケースがあります。

　最近の雨の降り方もそうですが、予想外の天災に備えて「積雪強度への性能」も、立地に適した性能を選ぶことをおすすめします。

　また、オプションでサポートの柱（片側支持タイプ）を取付ける部品もあり、積雪の時だけ

　補助的に使用する部品もありますので、ご参照ください。